闇芝居というアニメは長く続いているシリーズであり、2020年の9月〜11月には初の実写版が放送されました。それらの紹介については別の記事を参照してください。
ここではオリジナルのアニメ版第11期(2023年7月〜10月)についてのネタバレ紹介を行なっています。
11期のお話となります

闇芝居って?
寄ってらっしゃい見てらっしゃい、闇芝居の時間ダヨ〜〜。
ということで、ショートホラーストーリーが始まる闇芝居。TV東京が2013年からアニメ版で全11期、それに加えて2020年には実写版まで放送している都市伝説怪奇アニメシリーズです。アニメと言っても紙芝居風で、映像というよりは静止画のパーツがそれぞれ動く形式でレトロ感を演出し、これに合わせてストーリーテラーにより物語は進行していきます。
11期のオープニングもスタンダードなタイプで紙芝居おじさんが登場しますが、子供達が同じ顔(お面をかぶっている)のが最初ドキッとさせられましたね。個人的にはこれは苦手。(=つまり作り手側としては成功)
闇芝居 11期面白かったTop3(ネタバレあり)
11期は全部で13話あります。
今回は展開がほぼ予想できる話が多かったですが、一切救いがなく本当にそのまま進むという逆の意味での裏切りが多かったです。そして、その後も気持ちいいくらいに全く無視というシリーズでした。
その意味で怖くは無いが想定を外しこれイケたという2話とします。いつもなら無理やり3位まで選ぶのですが、微妙に足りない部分が目立つのでお勧めするほどでは無い結果でした。
闇芝居 11期 面白かったエピソード Top3
第1位 再起動(第11話)
スマホ絡みのネタだから普通にあり得る可能性を感じる。特に霊感と絡ませてるから。
また、再起動って抵抗なくやってしまうから、同じ状態に陥ることは避けられないところも悪く無い。で、再起動したら自分が映っててその背中に、、、これはヤバイ。電話が鳴る、ををを!ビビった。
スマホの再起動ってあまり違和感がないけど、結局なんだったんだろう。その後どうなったんだろう。
第2位 ちがうよパパ(第7話)
このオチには最後まで気付けなかった。うまい。
で、終わり方というか子供のセリフが秀逸。「あ〜あ、現実逃避しちゃったよ、、」の冷めた上から目線の下りでは笑ってしまった。
ただ、話自体は救われないし一直線。だからこそ好きかも。
第3位 該当なし
ちょっと残念。3位はありませんでした。
闇芝居 11期 全話感想(ネタバレあり)
以下には全13エピソードに関する私なりの視点や感想を書いてみます。Top3の項目も入っていますが、恐怖以外の感想をこっちには書きました。
第1話 タロちゃん(再)

近所に人形供養を行っている寺があることを知って遊びにいった子供達。そこには持ち主だった人々の思いが詰まった無数の人形たちが不気味に鎮座していた。その中の一つで遊び始めた子供達だったが…。
テレビ東京アニメ公式
タロちゃんはSeason2の1話で登場。再びなので(再)か。
前回はお巡りさんが操る人形という登場で同じ。ポイントはお札が剥がれてから人格が現れたという設定。ただし、前回のタロちゃんは最後に床に投げ出されただけでその後の展開は不明のまま。タロちゃんの話す内容として、自転車つながりで安全確認とか車と喧嘩したというくだりはそのまま今回も出てきたので同一人物(個体)と捉えても不自然ではない。その時と同じ人形が流れてこの寺に辿り着いた(捨てられた)と解釈しても辻褄はあう。どうでもいいけど気になりました。
前回も辛口評価をした。今回も、、、ちょっと評価が難しい。
この手の話の展開として友達(ジュンヤ)がクソなのはお約束。そして最後には死ぬ。これもお約束。加えて最後まで死因を明らかにしないのはこれまた闇芝居のお約束。
ジュンヤをタロちゃんがずりずり引き摺る場面以降で何が起こったのか。人形だけ焼かれるのにその場に両親がいて、ジュンヤの死を嘆いている。
結局、お約束盛り盛りなので不気味さより不思議さが勝って残念な結果となっている。
第2話 新縁の家

田舎に移住してきたとある家族。リノベーションされた古民家を村から提供され、夫と娘は大喜びなのだが、美佐子だけは田舎の生活に馴染めず不安な日々を過ごし…。
テレビ東京アニメ公式
あっさり生贄とか、それを臆面もなく伝えるなんて、隣のおばさんやるな。この奥さんも突然切れるのは唐突感あるけどまあいいか。
全体的に少し無理あるかな。旦那の陰が無さ過ぎる。奥さんが不安を抱え込むのはまあわかるけど、天井から音や気配、ましては目が見えたら怪しい隣人に相談する前に旦那だろ。そもそもその旦那はもう生贄となってしまったのか。そっちが気になってしょうがない。
そういう人(旦那)もいるかと割り切れば、辻褄は合っているのでおかしくなないけど、どうせならそのサクゾウさんと仲良くするオチがあると意外だったかも。
第3話 再生紙

幼い我が子を亡くしたとある夫婦。二人の元に現れた謎の老人が差し出した封書には、意味深な再生紙の作り方が書かれていて…。
テレビ東京アニメ公式
「再生死」というオチか。これは捻ったね。悪くない。
この母親の気持ちは私なら理解する。突然の娘の死を受け入れられず、すがるようにありえないと分かっていても試してみたくなる。だって、金銭的リスクは無いもの。
別居してた旦那が何を決意して訪ねたのかは不明。でもいきなり生えた手を引き抜くのは意味不明。引き抜く前にじっくり観察するだろう、まずは。
当初、この母親が自分の腕を切り落とし(気が触れていて)それを植木鉢に突っ込んでキャーキャー言っているという流れを想定した。裏切られた。やるな。
でも、そもそも腕が生えるという現実離れの流れが面白さを損なってしまったようだ。現代社会の話ではなく、昔話とすれば受け入れやすかったかも。
第4話 あの時の

仕事で帰りが遅くなった京介は家路を急いでいた。だが、こんなときに限ってなかなかタクシーは停まってくれない。苛立ちを見せる京介の前に、やっと止まったタクシー。運転手はルームミラー越しに思いもよらぬ一言をかけてきて…。
テレビ東京アニメ公式
1stインプレッションはありだね。
このタクシーそのものがもう逆戻りできない罠だったのか。
身の上話の途中で、この客がクソ男本人かと気づいたけど、車も運転手も現実ではなかったことには気付けなかった。そしてそのまま救いなく、、、怒涛の攻めで死へ一直線という流れは評価したい。
第5話 ソロキャンプ

とある山でキャンプの準備をしていたソロキャンプ初心者の真奈美。そこにやって来たのは、高校の同級生の川口だったのだが…。
テレビ東京アニメ公式
うん、怖い。
話としてはありきたり。川口君が登場して話を聞く限りは死んでる系か?という予想は普通にできた。ただ、去年の話としてすでに知っていたのに思い出せなかったのはちょっと無理かな。
夜中に目が覚めて、死者がテントに押し寄せる、、、この場面こそがクライマックスなんだろう。よくある流れとして朝普通に起きてあれは全部夢だった、という流れを期待したがそのまま突き進んだ。確かにこれこそ闇芝居かも。
で、この娘はどうなったのか?不明なままなのも闇芝居クオリティー。
第6話 白い花

二十年ぶりに再会した中学時代の同級生、新一と久作。当時の思い出話に花を咲かせて、楽しい時間を過ごすのかと思いきや…。
テレビ東京アニメ公式
評価が難しい。
怖いか怖くないか、、、ちょっと怖い。
不自然か自然か、、、流れは自然。
予想できたか、、、話の展開は予想できなかった。
結局、何だったんだろうとしか思えない。ふっと現れた友達は偶然か?偶然と考えるしかない。
やっぱり、脈絡が無さ過ぎてなんか残らない。
第7話 ちがうよパパ

夜、子どもを寝かしつけようとする父親。子どもは眠る前に「あのお話を聞きたい」とせがみ、父親は自分の体験した怪談話を始めるのだが…。
テレビ東京アニメ公式
これは斬新だな。2転3転して展開が読めなかった。
そうか、最初から妄想か。で、途中は勇気を振り絞ったパパがママを救い出すというハッピーエンドか、と思いきや結局現実逃避したダメ親父で終わりか。でもさ、たくや、お前はそんなダメ親父の息子なんだぜ、それでいいのか?
第8話 推し活

繭子は友人に誘われ、ある人物の「推し活」を始める。次第に「推し活」が楽しくなっていく繭子だったが、娘から「推し」の意外な正体を知らされ…。
テレビ東京アニメ公式
今や推し活に年齢は関係ないから。母親がハマってるのは珍しくないようで。
「私がショックなのは娘の忠告が何にも響かないんからなんだよね。」
という最後のセリフこそがこの話のポイントなんだろう。友達が死んだ理由はわからないけど、それと推し活を結びつけることは普通だろうに、この娘の気付かなさは不自然だな、普段あれだけ文句言うなら「次はお母さんにならないよね?」くらい言えよ。そんな感想。
というイライラを引きずっての最後のセリフなので効果半減してしまった。もったいない。
第9話 賽印

葬儀場で働き始めたばかりの石田。ある日の葬儀で故人の足の裏に、さっきまでなかったはずの奇妙な文字が書かれているのを見つける。それはこの業界で働く人々の間で噂される「賽印(さいん)」という都市伝説に酷似しており…。
テレビ東京アニメ公式
この救いの無さは良い。
都市伝説と言っているが、そのまま話が突き進んでいる。その一直線なのも良い。
しかし、鳴りを潜めたい時に限って電話が鳴るというのはお約束。心臓バクバクはしてやられたな。
この人はこの後助からないだろうが、これまでにここでこんなことはなかったのだろうか?なかったんだろうな。
それにしても、弔問にきたあの女性の印はなんだったんだろう、それがもやもや。
第10話 再恋駅

カメラマンの男が取材で訪れたある廃線の駅。その駅にかつての恋人から貰ったものを供えると終わった恋が再燃するという噂があったが、男はそこであるモノを見つけてしまい…。
テレビ東京アニメ公式
これも救われない話。悪くない。
ただなんだろう、水死体としてはビビるはビビるけど、自分が焦がれた相手だと想像するならここまで恐怖するかな。むしろ会いたかった〜っていう方向でも悪くなかったかも。そして手を取り合って、、、ってのがこの手の常道な気がするんだけどな。
つまり、単純に化物になって襲いかかるってエンドがむしろ意外だった。
第11話 再起動

暇つぶしにスマホをいじっていたフリーターの哲男。とあるサイトにアクセスしたことで、スマホの調子がおかしくなってしまい…。
テレビ東京アニメ公式
難しいが、これは怖いぞ。
「再起動」はコイツの人生再起動かと思った。どうだろう。
そもそも「霊感」はおもちゃにしてはいけない話題だと理解している。だってウチの家族がそうなんだもん。だから、この手の話には少し敏感。この流れはあり得なくないだろうと少し考えてしまった。
で、コイツはこの先どうなるのか、、、もう少しみてみたい。
第12話 不幸中の幸い

傷心旅行のドライブをしていた大学生のリホとマリカ。突然の豪雨に見舞われながら辿り着いたのは、山中にひっそりと佇む古びた旅館で…。
テレビ東京アニメ公式
傷心旅行を友達と行くという設定がそもそもわからない。行き当たりばったりで旅館に泊まろうという発想も意味不明。別に良いけどその設定で減点。
話としてはやっぱり案の定か。これも救われない一直線だな。
流れは予想できたが、しっかりビビらせて貰った。
第13話 オルゴール

骨董品屋を営むとある孤独な老人。その店には引き取り手のない遺品がよく持ち込まれるのだが、ある日、同じオルゴールが再び店に持ち込まれているのに気づき…。
テレビ東京アニメ公式
一応、これは「ええ話」分類なのかな。13話めにしてほっこりした。
曰く付きのオルゴールということは初めに気づく。ただ、なぜこのタイミングでこの親父さんに対象が降り掛かったのか。娘からの言葉がきっかけなのだろうと考えるしかない。
主人が不在なのになぜ店が空いているのか、は触れないでおこう。
今後この親父さんとオルゴールはどうなるんだろう。そんな興味を覚えた。
闇芝居 11期のまとめ
総じて今回のシリーズの感想を一言で言うなら
一直線
意外性が特にあるわけでもなく、多分そうなるだろうと言う素直なまま話が進む。ただし、全く救われる余地もなくそのままどん底まで一直線、と言うこと。単調だけどこれはこれで潔くて嫌いではない。
13話すべてに言えることは、その後がどうなったかをガン無視してぶった切るように終わること。この扱いは闇芝居だから、と納得するしかないか。まあ、そのまま続けるシナリオなんて無理だろうしね。それほどガッチリ落とし込まれたEndということでもある。
終わりが10月1日とかテレビ局の改編時期をガン無視しまくっているのも地味にすごいと思いますがきっちり13話を埋めてくるというのはさすが。それにしても13話x11期=合計143話ということでよくもまあこんなに話を集めたものです。感心します。もっとすごいのは、来年もまた間違いなく始まるだろうと思えること。そして、それを当然のように楽しみにしている自分がいることが当たり前になってしまいました。ああ来年が待ち遠しい。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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